サラゴサでの新たな挑戦に充実感　「良いスタートは切れたと思っている」

　一方でスペインでの新たな挑戦に関して、「良いスタートは切れたと思っている」と静かに充実感を滲ませている。

「ここでのチャレンジに対して、日々新鮮味を感じている。喜びも実感できている。ただ、個人としてもチームとしてもベストのパフォーマンスはまだ出せていない。僕たちはシーズンを追うにつれて強くなっていくと信じている。そのためにやることは一つ。日々ハードワークして目の前の試合に全力を尽くし続けていけば、素晴らしい結果を得られる。

　サッカー選手であれば1部でプレーすることは誰もが夢見ている。ただ、僕は今そういう話には特に興味がなくて、それを達成するためにこのチームとファンと一緒に、このタフなシーズンを乗り越えるために1試合1試合戦っていく。本当にタフなシーズンになるとこの1カ月で実感しているし、少しでも慢心したり、余裕をこいているようではすぐに足をすくわれる。必ずこのチームで昇格するために戦いたい」

　代表復帰は日本のサッカーファンにとっても気になる話題だが、香川本人は目の前の一戦だけに集中する姿勢を崩さなかった。