日本代表に復帰となれば10月のリーグ戦2試合は欠場となるが…「選ばれたら行く」

　スペイン2部サラゴサに今夏加入したMF香川真司は、開幕から6試合連続でスタメン出場して2ゴールと新天地で攻撃を牽引している。暫定3位につけるチームにおいてその存在は不可欠になりつつあり、現地ではリーグ戦が中断とならない10月の国際Aマッチウィークで日本代表に招集されるかに関心が集まっている。26日の会見で質問を受けた香川は「僕が決められることじゃない」と前置きしたうえで、「代表のことは今、何も考えていない」と断言した。クラブ公式YouTubeチャンネルが会見の模様を伝えている。

　香川は今夏、ドイツ1部ドルトムントからスペイン2部サラゴサへ完全移籍。憧れのスペインの地で開幕から試合に出続け、3戦連続フル出場中と徐々に調子を上げている。

　暫定3位につけるチームにおいて、香川は今や不可欠な存在とあって、10月の国際Aマッチウィークで日本代表に招集されるかはスペインメディアにとっても関心事のようだ。

　森保ジャパンは10月10日にワールドカップ（W杯）アジア2次予選のモンゴル戦（埼玉スタジアム）、15日にタジキスタン戦（ドゥシャンベ）に臨むが、スペイン2部リーグはその間も中断されず、試合が続く。仮に香川が今年6月以来の代表復帰を果たすとなれば、リーグ戦2試合（13日ヌマンシア戦、16日フエンラブラダ戦）を欠場することになる。26日の記者会見冒頭でも海外記者から2問続けて代表の質問が飛んだが、香川は「まだ正式には分からない」と断ったうえで、「僕は次の日曜日の試合だけに集中している」と言い切った。

「代表のことは今、何も考えていない。そこについては、僕が決められることじゃないから（苦笑）。だから（選ばれたら）行くしかない。（選ばれたらリーグ戦）2試合に出られないという事実だけで、選ばれたら行くし、選ばれなかったらここでやるだけ」