FIFAが年間MVP投票の“不正操作”疑惑を否定 メッシに1位票投じた複数人物から告発

バルセロナFWメッシへの投票に不正操作疑惑が浮上した【写真:Getty Images】
バルセロナFWメッシへの投票に不正操作疑惑が浮上した【写真:Getty Images】

メッシが「The BEST」の年間最優秀選手賞に選出も…疑惑が浮上と海外メディア報道

 先日行われた国際サッカー連盟(FIFA)の年間表彰式「The BEST」で、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2019年度の年間最優秀選手賞に選出されたが、この投票結果が不正操作された疑惑が浮上している。これについて、FIFAは疑惑を否定した。米スポーツ専門局「ESPN」など複数メディアが報じている。

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「The BEST」の年間最優秀選手賞は各国代表のキャプテンと監督、ジャーナリスト、ファン投票により選出される。その結果、今年はリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの両名を抑えて、メッシが受賞を果たしていた。

 しかし、この投票結果が正当なものではなかった疑惑が浮上している。投票したとされる複数の人物から告発があったようだ。

 まずはニカラグア代表キャプテンであるフアン・バレラだ。FIFAが公開している資料によれば、同選手は1位にメッシ、2位にFWサディオ・マネ、3位ロナウドに投票したとされているが、ツイッターで「私はThe BEST2019には投票していない。僕に関する情報はすべて間違っている」と、そもそも投票していないと主張している。

 またスーダン代表のズドラフコ・ルガロシッチ監督に関しても1位メッシ、2位ファン・ダイク、3位サネという結果が記されているが、実際には異なる選手へ投票していたというのだ。

 投票結果が不正に操作されている疑惑が浮上しているなか、FIFAのスポークスマンはニカラグアの件を報じた「ESPN」に対して「我々はニカラグアFA(サッカー協会)からの投票に関するドキュメントについて、サインとニカラグアFAの正式な刻印があることを確認している」と証言し、疑惑を否定している。

 なお、今回の投票結果ではエジプト代表の監督とキャプテンの投票結果が反映されていないことが明らかになっているが、これについてFIFAは、選手名がすべてアルファベットの大文字で記載されていたことと、エジプトサッカー協会の代表者のサインがなかったことで無効になったと明かしている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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