パルマ時代に中田氏と3トップを形成した男がモウリーニョを酷評 「監督として終わっている」

元ルーマニア代表FWムトゥが、チェルシー時代を振り返り猛烈批判

 かつてチェルシーでプレーした元ルーマニア代表FWアドリアン・ムトゥが、指導を受けたジョゼ・モウリーニョ監督を痛烈に批判した。「一人の人間としては偽物」「自分のことだけ気にかけている」と人間性に対して辛らつな言葉を並べた上、「監督としてはもう終わった」と滅多斬りにした。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 ムトゥは2002年にセリエAのパルマに加入。元日本代表MFの中田英寿、元ブラジル代表FWアドリアーノとともに、強力なトリデンテ(3トップ)を形成し18得点を上げた。その後、ロマン・アブラモビッチ氏が会長に就任し、金満クラブとしての道を歩み始めていたチェルシーに加入。しかし、04年にドーピング検査でコカイン陽性反応が出たことで7ヵ月間の公式戦出場停止処分を受けるなど、イングランドでのキャリアはわずか1年半で終わりを告げた。今年1月に引退を表明したが、7月にはインド・スーパーリーグのプネ・シティと契約し、現役復帰を果たしていた。

 モウリーニョ監督とは半年間という短い期間を共にしただけだが、ムトゥにとってはその印象は最悪だったようだ。

「彼は過去には偉大な監督だっただろう。しかし、人としては偽物だ。彼は自分自身のことだけ気にかけていて、選手が何を感じ、何を考えているかについてはどうでもいいんだ。誰も彼の元へ行って会話をすることもできなかった」

  ムトゥは当時を振り返り、指揮官への不満をぶちまけた。

 

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