マンUが放出を惜しむ完全復活のチチャリート 不遇の時を経てドイツで放つ輝き

マンUのOBから香川とともに放出を惜しむ声も

 名門ユナイテッドで活躍したエルナンデスだが、デイビッド・モイーズ元監督やルイス・ファン・ハール監督の下では出番があまり与えられなかった。昨季はレアル・マドリードへ期限付き移籍するなど、常に試合へ出場するための方法を模索し続けた。そして、今季レバークーゼンという安住の地を見つけ、レギュラーポジションを確保したことでまさに水を得た魚の如く躍動。国内リーグ12試合7得点、CL6試合5得点、DFBポカール1試合2得点と類まれなる決定力を披露している。

 古巣ユナイテッドもCL敗退の憂き目に遭う中、OBのマイケル・オーウェン氏からは日本代表MF香川真司らと共に放出すべきでなかった選手の一人として名前を挙げられた。ベンチ暮らしが続いた鬱憤を晴らすように、小さなエースはゴールという最高の結果で自らの存在価値を示し続けている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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