東京五輪の注目株! なでしこDF高橋はな、代表初選出の“究極のユーティリティー”

東京五輪のメンバー選出へ、指揮官が「複数のポジションをできる」選手に言及

 なでしこジャパンが10月6日にカナダと国際親善試合を行うが、これは女子W杯を終えて迎える最初の試合になる。代表を率いる高倉麻子監督は、来年に控える東京五輪に向けてチームをシフトさせていくことをすでに明言。そのなかで重要な要素が、「五輪が(選手登録の上限)18人ということで、複数のポジションをできるというのはポイントになる」と話していることだ。

 その観点で言えば、高橋は究極のユーティリティーと言えるかもしれない。まさにGK以外ならどこでもできると言えるようなプレーヤーであり、それぞれのポジションでのクオリティーの高さは、U-20女子W杯とリーグ戦で実証していると言える。

 そうした点について高橋は「まだポジションの話は聞いていません。DFの枠で呼んでもらったので、そうなるのかなとはイメージしています」と話す。それでも「ポジションによって求められることは変わるので、頭の切り替えをしっかりして、出たポジションの必要なプレーをしながら、思い切りの良さなど自分の良さを失わないようにしたい」と落ち着いた言葉を残した。

 今回の招集メンバーの中では唯一の初選出であり「初めてで緊張もある」と話すが「高いレベルでできるのが楽しみだし、ひたむきに前向きにやっていきたい」と意欲は十分。来年の東京五輪に向けて楽しみな存在だ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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