「W杯予選ミャンマー戦出場14人」を金田喜稔が採点 「イメージを変えた」と称えた選手は?

後半途中出場のMF久保、フィニッシュの局面には絡めず【写真:Yukihito Taguchi】
後半途中出場のMF久保、フィニッシュの局面には絡めず【写真:Yukihito Taguchi】

3人目として久保が出場 「切らなくていいカードを切ったようにも…」

<途中出場>

■伊東純也(ヘンク/MF/←後半20分IN)=★★★

 後半26分に後方からのロングフィードに反応し、GKと1対1の局面を迎えたがループシュートは失敗。切り札としてピッチに投入されながら、得点に絡むことはできず、チームとしても伊東の特長を生かしきれたとは言い難い。ただ瞬間的に相手をぶっちぎるスピードはやはり魅力で、今後も日本の大きな武器になるだろう。まだ26歳。欧州で揉まれながら成長すれば、W杯予選で不可欠な戦力になるはずだ。

■鈴木武蔵(札幌/FW/←後半31分IN)=★★★

 出場時間はアディショナルタイムを含めて20分ほどしかなかったが、何本かチャンスはあった。ゲーム終盤に投入された選手が結果を残すには、コンビネーション云々よりいかに自分でやりきるか。チャンスをもらったなかで、目に見える結果を残したかった。

■久保建英(マジョルカ/MF/←後半36分IN)=評価なし

 森保監督が投入した真意は分からないが、基本的にこの試合で起用する予定はなかったように思う。3点目が取れず、切らなくていいカードを切ったようにも映ったが、それならばもう少し早い時間に投入して、中島や南野との連係も見てみたかった。わずかな時間のなか、ヒールでの落としでチャンスを作るなど見せ場はあったがフィニッシュの局面には絡めず。日本代表におけるW杯予選の最年少出場記録という“話題”は作ったが、インパクトは残せなかった。

[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)

1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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