中島翔哉は「雨でさえ止められない」 ミャンマー戦の鮮烈ミドル弾にポルトガル紙驚愕

日本代表MF中島翔哉【写真:Yukihito Taguchi】
日本代表MF中島翔哉【写真:Yukihito Taguchi】

前半16分、冨安からパスを受けるとドリブルで切り込みPA外から強烈ミドルをお見舞い

 森保一監督率いる日本代表は、10日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選初戦でミャンマー相手に敵地で2-0と勝利した。7大会連続のW杯出場に向けて好スタートを切ったなか、MF中島翔哉(ポルト)が決めた鮮烈なゴールに海外メディアも「雨でさえ中島を止められない」と驚きを持って報じている。

 5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)と同じ11人をスタメンで送り出した日本は、大雨が降るなかで序盤から攻め続けると、前半16分にスコアが動いた。相手がカウンターを仕掛けようとした際、MF堂安律(PSV)とFW大迫勇也(ブレーメン)が挟み込むような形でボールを奪うと、こぼれ球を拾ったDF冨安健洋(ボローニャ)が前方にパス。これを受けた中島がドリブルで切れ込み、右足を思い切り良く振り抜いてネットを揺らした。

 中島のゴールで勢いづいた日本は同26分、堂安のクロスからMF南野拓実(ザルツブルク)が頭で押し込んで追加点。後半はゴールを奪えなかったものの、そのまま2-0と勝利してW杯予選初戦を白星で飾っている。

 中島がプレーするポルトガルのスポーツ紙「O JOGO」は、「雨でさえ中島を止められない:日本のために偉大なゴール」と見出しを打ち、「ポルトのプレーヤー、中島は2022年のワールドカップ予選のミャンマー戦で日本のために偉大なゴールを決めた」と伝えた。

 厳しい環境なんて関係ない――。日本の“10番”中島は、プレーでそれを証明してみせた。

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