「僕が背負うことを期待してない」 堂安律、初のW杯予選は“原点”に戻り「若手らしく…」

日本代表MF堂安律【写真:Football ZONE web】
日本代表MF堂安律【写真:Football ZONE web】

初めてのW杯予選 予想される悪天候、劣悪環境に「アクシデントでもいいから…」

 日本代表MF堂安律(PSV)が、自身初めてのワールドカップ(W杯)予選に“自然体”で臨む。日本代表は8日、カタールW杯アジア2次予選ミャンマー戦(10日・ヤンゴン)に向けて冒頭15分を公開した練習を実施。合宿初日だった前日7日は雑草が生え、ぬかるんだ“泥んこピッチ”だったが、この日は急きょ練習場を変更。試合会場のトゥウンナ・スタジアムでピッチの感触を確認した。21歳の堂安は劣悪な環境となる“アジアの洗礼”も気に留めず、「若手らしくプレーする」と意気込んだ。

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 前日のピッチとは打って変わり、天然芝のスタジアムで練習を行った森保ジャパン。急きょ練習場を変更して、試合会場のピッチ状況を確認した。練習中には“お約束”のスコールに見舞われたが、2日連続で強烈な雨のなかプレーできたことはむしろポジティブ。嵐のなか試合をする覚悟で臨むことができる。堂安も前向きに捉えていた。

「昨日は想定外ぐらい酷かったですけど、今日(のピッチ)は想定内ぐらい。いつもアンダー世代の時にやっていたぐらいのレベルのピッチだと思うので、そこは問題ないかな。(雨は)もちろん降らないのがベストですけど、昨日と今日、百発百中で降っているので、降る可能性のほうが高いと思って試合に臨まないといけないし、綺麗なサッカーだけでは厳しい試合になるかもしれないので、アクシデントでもいいから1点早めに取れれば楽」

 堂安は各年代別代表で過酷なピッチ状況のアジア遠征などを経験。2013年のU-15日本代表のミャンマー遠征では、今回の試合会場となるトゥウンナ・スタジアム横にあるユース施設で合宿に臨んだことがある。アジアでの戦い方も年代別代表時代から心得ている。1月にはA代表でアジアカップにも出場。6試合2得点で準々決勝ベトナム戦(1-0)では貴重な決勝点を挙げた。今回は“未知”の相手ミャンマーだが、倒すイメージは描けている。

「予想するのは、相手が引いて自分たちがボールを持たせてもらえる(展開)というのがある。そのなかでパラグアイ戦みたいに僕が中に入ってプレーできるとは限らないし、時にはサイドに張ってクロスからの得点も大事になってくる。雨になればもちろん、もっとスリッピーになってアクシデントも起きると思うから、そういうのを狙いながら。(スコールでも)案外プレーできるんじゃないかな。そういう状況だからといって逆にロングボール蹴りすぎてもダメやと思うし、日本の技術の高さが出る展開になるかもしれない」

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