ドルトムント香川が劇的な決勝弾! 難攻不落の敵地での上位対決を制す

首位バイエルンとの勝ち点差は5に

 後半開始と同時にヴォルフスブルクは失点に繋がるミスをしたMFのギラヴォギに代えて、長身FWバス・ドストを投入して反撃に出る。しかし、ゴールは割れないまま、試合は進んでいく。後半10分、MFギュンドアンに代わって香川も途中出場。それでもスコアはドルトムント1点リードのまま動かず、ゲームは進んでいったが、試合終了間際にドラマが待っていた。

 後半45分、ドルトムントDFピスチェクがFWシュールレを倒して、ヴォルフスブルクにPKを献上。これを左サイドバックのDFロドリゲスが右隅に蹴り込み、1-1の同点とする。試合は後半アディショナルタイムに突入しており、そのまま勝ち点1を分け合うかに思われたが、チームを救ったのは背番号23を背負う香川だった。

 左サイド、ムヒタリアンからの折り返しをゴール前に飛び込んだ香川が、左足で豪快に蹴りこんでネットを揺らした。劇的な勝ち越し弾を決めると、そのまま試合は2-1で終了。香川が11月8日のシャルケ戦以来となるリーグ戦4点目をマークし、ドルトムントが貴重な勝ち点3を手にした。

 ヴォルフスブルクは昨季からホーム29戦無敗を誇ったが、その記録も打ち破る勝利となった。同日、ボルシア・メンヘングラッドバッハに敗れ、今季リーグ初黒星を喫した首位バイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差を5に縮めている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング