Jリーグトップの空中戦マスター 広島の佐々木がCS決勝で見せた闘魂ヘッド 

空中戦勝率がリーグトップクラスのデュエリスト

 それでも佐々木は、この大一番でも自陣ゴール前で際立った強さを見せていた。甲府時代を知るある関係者によれば、佐々木は「自陣ペナルティーエリアの空中戦で2013年にリーグ3位、2014年にはリーグトップの勝率をマークしていた」という。

 日本で最も空中戦に強い「デュエリスト」として、すでに実績を残している26歳のDFは、今季終盤にDF水本裕貴の負傷離脱により出番を得ると、その強みを最大限に活かし、広島の年間優勝に貢献。だが、佐々木の口から出た言葉は、持ち味の守備に対しての言葉ではなかった。

「僕のストロングポイントは、ヘッドで点を取ること」

 2失点に絡んでしまい、1得点を決めた第1戦。その「マイナス1」の埋め合わせを果たすべく、ホームでのヘディングゴールに闘志を燃やしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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