Jリーグトップの空中戦マスター 広島の佐々木がCS決勝で見せた闘魂ヘッド 

土壇場の逆転勝利で広島は優勝に王手

 サンフレッチェ広島のDF佐々木翔は、敵地で迎えたJリーグチャンピオンシップ決勝第1戦で、起死回生の同点弾を決め、チームの勝利に貢献。第2戦でのゴールにも意欲を示している。

 1-2で迎えた後半アディショナルタイム、MF青山敏弘の中央からのクロスに佐々木がヘディングで反応。ゴール右隅に流し込み、起死回生の同点ゴールを決めた。その直後、ヴァンフォーレ甲府時代から同僚のMF柏好文が決勝点をあげ、チームは劇的な逆転勝利を収めた。

 チームを危機から救った佐々木だったが、試合後に口にしたのは反省の弁だった。

「得点を取れたのは良かった。思い切り合わせるだけだったし、待ち望んでいた点。ただ、イージーミスからの失点や、僕が与えたFKがきっかけで相手に得点を与えてしまった。今日の僕のプレーは良くなかった」

 1失点目は後半15分、佐々木のバックパスからDF千葉和彦とMF森﨑和幸がお見合いしてしまい、相手FW長沢駿に決められた。さらに後半36分、佐々木が与えたFKから相手MF今野泰幸に勝ち越しゴールを奪われ、佐々木は結果的に全失点に絡む結果となった。

 

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