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「ピッチで走るのは楽しかった」 鈴木優磨、負傷乗り越えシント=トロイデン初出場で感慨
今夏、鹿島からベルギー移籍 オイペン戦で昨年12月以来の公式戦出場
今夏、鹿島アントラーズからベルギー1部シント=トロイデンに移籍したFW鈴木優磨が新天地デビューを飾った。現地時間8月31日に行われたリーグ第5節アウェーのオイペン戦(2-0)で後半39分から途中出場。公式戦では昨年12月5日の天皇杯準決勝・浦和レッズ戦(0-1)以来となる約9カ月ぶりのピッチとなった。
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鹿島の下部組織で育ち、2015年にトップデビューを果たした鈴木は、4年半でJ1通算96試合27ゴールをマーク。昨季AFCはアジア・チャンピオンズリーグ優勝に貢献し、MVPを受賞した。しかし、昨年12月の天皇杯・浦和戦で右ハムストリング筋を損傷し、全治2カ月の怪我を負い、FIFAクラブ・ワールドカップを欠場。今季に入ってリハビリを続けていたが、2月に再び同箇所を負傷し、鹿島では公式戦出場のないまま、今夏に海外移籍を実現させた。
8月31日のオイペン戦で、後半39分にベルギー人MFアレクサンダー・デ・ブラインと交代してピッチへ。出場時間は短かったが、約9カ月ぶりの公式戦復帰は鈴木にとって大きな一歩となった。23歳のFWは公式インスタグラムのストーリー(24時間で自動的に削除される動画・写真)で「ピッチで走るのは楽しかったです。これからあげてきます」とコメント。ベルギーデビューとなった地を噛み締めてプレーしたようだ。
この試合にはシント=トロイデンの守護神である日本代表GKシュミット・ダニエルがゴールを守り無失点。対戦相手のオイペンでも無得点に終わったものの、鈴木と鹿島時代のチームメートだったFW豊川雄太がフル出場するなど、白熱した“日本人対決”となった。
負傷を乗り越えてピッチに立った鈴木。新天地のベルギーでのゴール量産に期待がかかる。