バルサB安部裕葵、親善試合に“11番”で初先発 「地面に倒されても果敢に起き上がる」
UEフィゲレスとのプレシーズンマッチで先発デビュー 45分間出場
今夏、鹿島アントラーズからスペイン1部バルセロナへ加入した日本代表MF安部裕葵が、セカンドチームにあたる同3部リーグ所属のバルサBの親善試合で先発“デビュー”した。プレシーズンマッチで行われている大会の決勝戦でUEフィゲレスと戦い、4-0の勝利に貢献。背番号11をつけて、初めて先発メンバーに名を連ねた。バルセロナ公式ホームページはマッチレポートを掲載し、安部のプレーに上々の評価を与えている。
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安部は7月、日本で行われたプレシーズンツアーでトップチームに同行。だが、股関節痛によりチェルシー戦(1-2)とヴィッセル神戸戦(2-0)は欠場した。スペインに戻ってからはバルサBに合流していたが、外国人選手が見舞われるという書類手続きの問題で、日本に一時帰国。手続き完了まで時間を要するため、開幕戦に間に合わず、公式戦デビューは9月になると言われていた。
再びスペインへ戻った安部は、チームに再合流。公式ホームページでは、バルサBを率いるガルシア・ピミエンタ監督の配慮により、「この大会の準決勝ですでに安部をピッチで試していたものの、日本から戻ってきたばかりだったこともあり、スタメン起用はこの試合が初めて」と説明している。
20歳のアタッカーは背番号11をつけて、先発出場。スタートから22分の間で3-0とリードし、試合を優位に進めるなか、安部については「激しいタックルを何度となく受けて、スペイン3部リーグの洗礼を受けたが、地面に倒されても果敢に起き上がり、試合を続け、前線のアンス、マルケスとの連携もよく、中盤とも息の合ったプレーを見せて、前半45分間で退いた」との評価を受けている。
バルサBの開幕戦は現地時間25日に行われるバダロナ戦。安部の公式戦デビューは不透明となっているが、一体どんなシーズンの幕開けを迎えるのだろうか。