W杯で4位に終わったブラジル代表のスコラーリ監督が留任も ブラジル連盟の新会長は「個人的には彼は残留」

 8日の準決勝ドイツ戦での1-7という歴史的惨敗により非難の嵐に直面しているスコラーリ監督に関して、ブラジルサッカー連盟会長(CBF)に新たに就任するマルコ・ポーロ・デルネロ氏は「個人的には彼は残留する。ドイツ戦で置きたことは戦術的なミス。それは問題だが、誰もがミスを犯す。誰の身にも起こりえることだ」と擁護した。

 ドイツ戦では頼みの綱のFWネイマールが第三腰椎骨折で離脱しており、DFチアゴ・シウバも出場停止。それ自体は不運なことだったが、精神的な支柱になるようなベテラン選手を最終メンバーに選ばなかったことも指揮官への批判の一因となっていた。

 指揮官は国民や地元メディアから罵詈雑言を浴びてきたが、デルネロ新会長は 「大事なことは彼がいい仕事をしてきたこと。過程と準備は良かった。ベースは存在する」と話し、昨年のコンフェデレーションズ杯優勝や若手メンバー中心で臨んだことなど、スコラーリ監督のプロセスを評価した。

 近々CBF会長を退任するジョゼ・マリア・マリン氏とデルネロ新会長は話し合い、最終的な指揮官の去就を決めることになるという。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 
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