現地スペインと「久保建英フィーバー」 レアルB選手への“異常”で前例なき注目度の高さ

スペイン紙アンケートでは回答者の53%が久保のトップチーム所属を支持

 そしてフェネルバフチェ戦後に、「マルカ」がウェブ上で「久保は今シーズン、どこでプレーすべきか?」というアンケートを実施したところ(回答数は約32万8400人)、トップチームが53%、カスティージャが10%、リーガ1部の他クラブへの期限付き移籍37%という結果になった。これは多くの人が久保の実力を認め、スペイン国内でもその期待が真実であることを裏付ける決定的な証拠の一つと言っていいだろう。

 久保はまだレアルで、一度も公式戦でプレーしていない。しかしプレシーズンの親善試合のわずか4試合、しかも約100分間という短い出場時間の中で示したプレーのクオリティーは、間違いなくスペイン人の脳裏やハートに深く刻み込まれている。

(高橋智行 / Tomoyuki Takahashi)



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高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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