鹿島DFの衝撃ロングシュート弾はSF級!? 王国ブラジルも興味津々「宇宙大作戦」

鹿島DF小池裕太【写真:Getty Images】
鹿島DF小池裕太【写真:Getty Images】

鹿島DF小池、Jリーグ出場3試合目で生まれた磐田戦のプロ初得点に王国もゴラッソ認定

 鹿島アントラーズの22歳DF小池裕太は、6日に行われたJ1リーグ第18節ジュビロ磐田戦(2-0)で、Jリーグ3試合目でプロ初ゴールを挙げた。タッチライン際からの超絶ロングシュートに海外から称賛の声が次々と上がるなか、コパ・アメリカ(南米選手権)で通算9回目の優勝を飾った王国ブラジルのメディアも、「宇宙大作戦」とSF映画に例えて報じている。

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 小池は今年3月、ベルギー1部シント=トロイデンから鹿島に期限付き移籍。6月14日のJ1第15節セレッソ大阪戦(2-0)に途中出場してJリーグデビューを果たすと、第17節のサンフレッチェ広島戦(2-2)で初スタメン。磐田戦では左サイドバックで2試合連続先発を飾った。

 前半29分、鹿島が左サイドでFKを獲得し、小池が放り込んだクロスにMFレアンドロが反応。わずかに触ってコースが変わり、相手DF新里亮がヘディングでクリアを試みるも、そのボールは磐田のゴールネットを揺らした。

 鹿島がオウンゴールで先制したなか、前半40分に驚くべきゴールが生まれる。鹿島MF白崎凌兵の浮き球スルーパスに小池が反応し、左サイドのタッチライン際を駆け上がる。相手DFと競り合いながらボールの落下地点に入ったなか、バウンドしたボールを左足で思い切り良くミート。中央へのクロスボールかと思われたが、ボールは絶妙な軌道を描いて磐田ゴールへ向かい、相手GKカミンスキーも驚いた様子で手を伸ばしたが止められず。小池の豪快な一撃がサイドネットに突き刺さった。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、「今節のゴラッソ:意図せずに!」と見出しを打ち、「22歳の左SB小池裕太はエリア外から初ゴールを狙った」と言及。記事では、ゴールを狙ったわけではなく、クロスを上げたら虚を突く形でネットを揺らすことになったと説明する小池のコメントも紹介している。

 同メディアは公式ツイッターでも、「Jリーグの小池裕太がゴール『宇宙大作戦』」とSF映画のタイトルを引き合いに出して動画を投稿。映像では小池が放ったシュートが秋葉原やお城、戦隊もの、さらには地球の上を通過し、磐田ゴールに突き刺さる加工が加えられている。

 コパ・アメリカ優勝国である王国ブラジルのメディアからしても、小池のゴールは度肝を抜かれる一撃だったようだ。

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