香川は「新しいクラブを探している」 ドルトムント幹部が“移籍濃厚”の状況に言及

去就が騒がれる日本代表MF香川真司【写真:Getty Images】
去就が騒がれる日本代表MF香川真司【写真:Getty Images】

ツォルクSDは香川とシュールレが新天地を模索していることを示唆

 日本代表MF香川真司(ベジクタシュ→未定)は、今夏の去就が注目されている。2020年6月まで契約を残すドルトムント退団は濃厚と見られるなか、ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は期限付き移籍していたドイツ代表MFアンドレ・シュールレ(フルハム→未定)を含めて、「彼らは新しいクラブを探している」と移籍を前提に動いていることを明かしている。ドイツメディア「sport.de」が報じた。

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 香川はドルトムント通算7年目の2018-19シーズン、ルシアン・ファブレ監督の構想外となり、ベンチ外が続く苦しい日々を過ごした。冬の移籍市場でトルコ1部ベジクタシュへ期限付き移籍を決断。デビュー戦で2ゴールを挙げる活躍を見せたが、レギュラー奪取とはならず、リーグ戦14試合4得点でシーズンを終えた。

 ベジクタシュへのレンタル期間は満了し、2020年6月まで契約しているドルトムントに戻る形となるが、現地時間3日からスタートした新シーズンのトレーニングに、香川とフルハムに期限付き移籍していたシュールレの姿はなかったと、ドイツ地元紙「ルール・ナハリヒテン」などが伝えている。

 そんななか、ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは、ドイツ誌「キッカー」のインタビューで香川とシュールレについて「彼らは新しいクラブを探している」と言及。「我々は共通の目標を追求している」と移籍先を模索していることを明かしたという。

 記事では、「ベジクタシュは香川をボスポラス海峡に完全移籍させることに興味を持っている。一方でプレーメーカー自身はスペインでの契約を待ち焦がれている」と香川の現状に触れており、ベジクタシュへの完全移籍や香川が望むスペイン移籍の線も残されているとしている。

 ドルトムントは今オフ、ボルシアMGからベルギー代表FWトルガン・アザールを獲得してアタッカーを補填している。果たして、香川は新シーズン、どのクラブでプレーすることになるのだろうか。


(FOOTBALL ZONE編集部)



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