メッシ、コパ4強敗退も…アルゼンチン代表の未来に希望 「何か新しいことが…」

アルゼンチン代表FWメッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表FWメッシ【写真:Getty Images】

悲願のA代表初タイトルを逃すもチームの未来に手応え 「成長途中の素晴らしいチーム」

 アルゼンチン代表は現地時間2日に行われたコパ・アメリカ(南米選手権)準決勝で、開催国ブラジルに0-2で敗れて涙を呑んだ。エースFWリオネル・メッシはまたもやA代表でのタイトルを逃したが、代表を引退する意向はまだないようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 アルゼンチンは前半19分にブラジルFWガブリエル・ジェズスに先制点を奪われると、後半26分にはジェズスに崩されてFWロベルト・フィルミーノに痛すぎる2点目を献上。メッシのシュートもポストに嫌われるなど最後までゴールを奪えず、宿敵に0-2と敗れた。

 2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)、15、16年のコパ・アメリカと、3年連続で主要大会での決勝に敗れていたアルゼンチン。08年の北京五輪では優勝を飾っているものの、またしてもメッシにとっては悲願となるA代表でのトロフィーには手が届かなかった。

 16年大会の決勝でPK負けを喫した直後には、代表引退を表明(後に撤回)し世界を驚かせたメッシだったが、先月24日に32歳となった名手は代表から身を引く意思はないようだ。

「何か新しいことが起きる兆しが見える。この選手たちと本当に上手くやれていて、もしどんな形でも助けが必要なら助ける。成長途中の素晴らしいチーム。もし一緒にプレーできるならそうする」

 コパ・アメリカは来年、変則的な開催となるなかでアルゼンチンとコロンビアをホスト国として大会が行われる。宿敵ブラジルに敗戦後、「批判ではなく、リスペクトされることを願う」とも話したメッシ。果たして稀代の天才アタッカーは、若き才能たちとともに、母国共催大会で悲願のA代表トロフィーを掲げることができるのだろうか。

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