「6.9%」から「20%以上」も上昇した数値とは? 本田が示したハリルJでの立ち位置の変化

ホームで致命的となった数値

 次は、このシンガポール戦の2試合における、ゴールの枠を捉えたシュートのプロセス(DATA-3)を比較してみよう。

 

初戦経過

[DATA-3]6月のシンガポール戦(ホーム)枠内シュートへのプロセス

 

 ペナルティエリアを赤い線と黄色い線で分けてある。赤い線はペナルティエリア外もしくはほぼライン上からシュートを打ったものだ。そして黄色はペナルティエリア内からシュートを打つことができたものだ。

 6月のW杯予選初陣で引き分けた試合では、枠内(バー直撃を含む)シュートのうち5本はペナルティエリア外、もしくはほぼライン上からのシュートだった。残り5本がペナルティエリア内だが、うち1本はCKからのシュート。700本近くのパスを回し、37本のクロスを上げ、ペナルティエリア内に70本のパスを出したにもかかわらず、ペナルティエリア内から打ったシュートが枠を捉えたのは5本だけだった。

 ボールを保持し、パスを回すが相手にとって怖くない――。そんな好ましくない状況は、12日の敵地での一戦で改善されていたのだろうか。

 

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