アーセナルの元仏代表がまさかのエネルギー革命 4兆円規模のバイオ燃料の世界初大量生産に成功

7年前に設立 すでに数百万ポンドを研究に投資

 アーセナルのマテュー・フラミニが衝撃の告白で世間を驚かせた。無尽蔵のスタミナでピッチを駆けまわり、中盤のダイナモとして活躍する元フランス代表は、家族にも極秘でイタリア北西部の都市カセルタに「GFバイオケミカル」という会社を立ち上げていたことを公表。そこでは石油燃料に代わると期待される有機化合物レブリン酸の研究を進め、同社が世界で初めて大量生産を可能にしたと、英地元紙「サン」が報じている。

 31歳のフラミニは、アーセナルからミランへ移籍した2008年、友人とともに「GFバイオケミカル」を設立。7年もの間、誰にも公言しておらず、本人曰く「家族でさえ何も知らなかったこと。両親でも知ったのは1年前。アーセン・ベンゲルも知らないだろうね。彼にも話していない」とのこと。フラミニはレブリン酸の研究に、すでに数百万ポンドという金額を投資。従来のガソリンの代替物としての実用が期待されており、その市場は将来的に200億ポンド(約3兆7000億円)にも拡大すると見積もられている。

 「常に環境問題や地球温暖化について懸念を持っていた」というフラミニは、周囲の人間にも極秘でこうした取り組みを行っていた。これまでもレブリン酸は多くの研究者が研究を進めてきたが、大量生産については実現してこなかった。

「7年間かけて、我々はここまでたどり着いた。我々はこれまでに誰もできなかったことを成し遂げた」

 フラミニは「GFバイオケミカル」の工場で、すでに80人の従業員を雇用。フットボール回だけでなく、すでに実業家としても名を馳せているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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