モウリーニョが反撃ののろし チェルシー会長に「腐ったリンゴ」の放出を要請
正しい方向に進むための決断
16位に低迷するチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、ロマン・アブラモビッチ会長にチーム再建に向け、来年1月の移籍市場で不満分子など「チーム内の腐ったリンゴ」の放出を要請した、と英地元紙「サン」が報じている。
モウリーニョ監督が主審への罵詈(ばり)雑言でスタジアム入場禁止処分を受けた前節ストーク・シティ戦でチームは0-1と惜敗。アブラモビッチ会長就任後、初の3連敗という屈辱を味わった。
記事によると、昨季4年契約を延長したスペシャル・ワンには退任の意思は無く、アブラモビッチ会長と会談を持ち、今後のチームの方針を伝えたという。モウリーニョ監督に近い関係者は「彼(監督)は1月の移籍市場でチームの腐ったリンゴを放出したいと考えている。それでチームは正しい方向に進むと考えている」と話しているという。
チェルシーの内紛などの報道も出ており、ドレッシングルームでの指揮官の求心力の低下を問う声も出ている。「腐ったリンゴ」は果たして誰なのか。2部降格圏内まで勝ち点差わずか3という差し迫った状況に置かれた指揮官は、不満分子をなで斬りにすることで、反撃のきっかけとするつもりのようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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