ポルトガル代表、“欧州連覇”達成! ネーションズリーグ初代王者は「確固たるファミリー」

UEFAネーションズリーグの初代王者に輝いたポルトガル代表【写真:AP】
UEFAネーションズリーグの初代王者に輝いたポルトガル代表【写真:AP】

新設されたネーションズリーグ決勝でオランダ代表を1-0で破り優勝

 ポルトガル代表とFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)が、“欧州連覇”に成功した。新設されたUEFAネーションズリーグ決勝が現地時間9日に行われ、ポルトガルがオランダを1-0で下し、同大会の初代王者に輝くとともに、EURO2016に続く国際大会優勝を達成した。

 ポルトガルはロナウドやMFベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)、オランダはDFフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)やDFマタイス・デ・リフト、MFフレンキー・デ・ヨング(ともにアヤックス)ら今シーズンのクラブシーンで活躍が目立った選手たちが多く並んだ。

 この試合は、リバプールで守備の要として成長したファン・ダイクがロナウドに決定機を許さないなど、決勝らしい膠着した試合展開となった。そのなかで均衡を破ったのはポルトガル。後半15分、ベルナルド・シウバからのラストパスを受けたFWゴンサロ・ゲデス(バレンシア)が値千金の決勝点をゲット。その後、ポルトガルは近年で確立した手堅い試合運びを見せ、オランダの反撃を許さずにネーションズリーグ初代王者に輝いた。

「ここ5年間にわたって、我々は確固たるファミリーとなってきた。自分たちができることを知っているね。だからこそ我々は勝利を飾ることができた」

 英公共放送「BBC」によると、フェルナンド・サントス監督はこのように語ったという。決勝点をお膳立てしたベルナルド・シウバも「一番大切なことはポルトガルが勝ったこと。それに加えて個人賞を手にできるなら、より良いことだね」と、母国代表で勝利することこそが最優先されるべきものだと強調した。

 3年前のEUROではロナウドの強烈なキャプテンシーによって優勝へとたどり着いたポルトガルだが、今回のネーションズリーグではチーム全体に勝者のメンタリティーが定着しつつあることを証明した。来年のEURO2020は連覇に挑む戦いとなるが、“CR7”を中心に勝ちきる勝負強さを見せつけられるか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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