1999年の“カンプ・ノウの奇跡”から20年　記念試合に両チームOBが参加

　マンチェスター・ユナイテッドは現地時間26日、バイエルンとのOBマッチを開催した。1999年の同日に同カードで行われたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝から20周年を記念して、当時のメンバーを中心に両チームOBが集結。レジェンドが一堂に会した豪華な一戦は、海外メディアの注目を集めた。

　1998-99シーズンにプレミアリーグ、CL、FAカップのトレブル（3冠）を達成したユナイテッドだが、CL決勝は壮絶な試合となった。バイエルンに先制を許し、0-1のまま後半アディショナルタイムに突入。敗北が目の前に近づくなか、元イングランド代表FWテディ・シェリンガムのゴールで同点に追いつくと、元ノルウェー代表FWオレ・グンナー・スールシャール（現ユナイテッド監督）が逆転弾を決めて勝利をもぎ取った。“カンプ・ノウの奇跡”として語り継がれる伝説が誕生した。

　今回のOBマッチは「トレブル・リユニオン」と銘打たれ、ベンチにはもちろんサー・アレックス・ファーガソン監督が鎮座。元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムや元トリニダード・トバゴ代表FWドワイト・ヨークをはじめ、バイエルン側も元ドイツ代表MFシュテファン・エッフェンベルクら実際に20年前の決勝に出場した選手も多く参加した。

　試合は現トップチーム監督スールシャールの先制点を皮切りに、ユナイテッドが大量得点を奪う展開に。最後はベッカムがファインゴールを決めて5-0の大勝を収め、6万人以上を集めた記念試合は幕を閉じた。