「僕らが責められるべき」 CL大逆転負けを引きずるメッシが謝罪「許されないこと」
国王杯決勝バレンシア戦を前に会見に臨む 「別のトロフィーを獲得して祝いたい」
バルセロナは現地時間25日にバレンシアとのスペイン国王杯決勝に臨む。その一方で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝リバプール戦での大逆転負けのショックは、いまだ引きずっているようだ。エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが決勝を前にして会見に臨んだが、「本当にひどい試合をした」と振り返ったことをスペイン紙「マルカ」が報じている。
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バレンシア戦は2年連続での国内2冠がかかっている。メッシは「僕らは今、経験したことをひとまず置いておいて、別のトロフィーを獲得して祝いたいと思うんだ」と語り、決勝戦にフォーカスすることを明言。しかしリバプール戦の話を振られると、口に出るのは反省の弁だった。
「僕らが受けたものは、本当につらいショックだった。立ち直るのは本当に難しいくらいのものだったんだ。僕たちはひどい試合をしてしまった。1回ならわかるけど、(ローマ相手に逆転負けを喫した昨季から)2年連続なんだから……。CL決勝に行くチャンスで、だ。許されないことだよ」
本拠地カンプノウでの第1戦を3-0で制しながら、敵地アンフィールドで精神的なナイーブさを露呈して0-4の大逆転負け。「“美しくて手にしたいカップ”を取り戻すため、全力を尽くすことを約束した。でも僕らはそれができなかった。第2戦で闘い切れなかったことを、申し訳なく思うんだ」と、ファンに向けて陳謝するばかりだった。
一方で去就が取り沙汰されるエルネスト・バルベルデ監督については「バルベルデに来年も続けてほしい。昨シーズンに2冠を達成して、今シーズンもそれを繰り返してくれるはずだ。リバプール戦については彼を責めるんじゃなくて、僕らが責められるべきだ」と続投を願っていることを示した。
CLでのショッキングな敗戦が尾を引いていることは確かだが、今季ラストゲームを制することで、メッシとバルサは来季に向けてリスタートの一歩を踏み出すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)