「我を忘れた壮絶な激怒」 イグアイン、練習中にボールを蹴散らす“苛立ち”に海外騒然
チェルシーFWイグアイン、EL決勝前にチームメートやスタッフに怒りを露わ
チェルシーは今季プレミアリーグを3位で終え、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。残す戦いは、現地時間29日に控えるUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝のみとなっている。ロンドンのライバルでもあるアーセナルとの一発勝負となっているが、大一番に向けたトレーニングでアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインがチームメートたちに激昂する一幕があり、暗雲が立ち込め始めていることを海外メディアが取り上げている。
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マウリツィオ・サッリ監督を迎えて新体制で臨んだ今季は、プレミアリーグ序盤戦こそ首位争いを演じたものの、中盤戦以降で失速。熾烈なトップ4争いを強いられたが、3位で最低限のノルマであるCL出場権獲得を達成した。一方、ELは順調な勝ち上がりを見せ、決勝へと駒を進めた。残るは同じ街のライバルでもあるアーセナルとの一発勝負のみだが、トレーニングで選手たちが衝突する不安材料が浮き彫りとなっているようだ。
今週の水曜日に行われた練習で、イグアインが激しいジェスチャーを交えてチームメートたちに怒りを露わにしている映像が撮られており、スタッフとも口論している様子が収められていた。苛立ちを発散するかのようにボールを強く蹴り上げる行為も見せており、練習の雰囲気はピリついたものとなっている。
このワンシーンに海外メディアも反応。スペイン紙「AS」は「イグアインが決勝前に我を忘れた壮絶な激怒」と見出しを打って報じ、イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」も「チェルシーのストライカーが練習中に苛立ち」と伝え、ポジティブな緊張感ではないことを強調していた。
サッリの申し子としても知られるイグアインは、今冬に期限付き移籍で加入しリーグ戦14試合5ゴールを記録しているものの、高給であることからクラブは完全移籍での獲得を見送る方針であることが伝えられていた。映像からはチームメートとの距離も伝わってきており、やや孤立気味のイグアインが来季もチェルシーにとどまる可能性は限りなく低いのかもしれない。