ミラン会長がメネズ、バロテッリの復帰を熱望 「彼らが戻ったら2トップでいこう」

アジア市場からの収益増加に色気

 2連勝で復調気味のチームに期待感を表明する一方で、シニシャ・ミハイロビッチ監督には最重要課題を与えている。

「チャンピオンズリーグ入りは命令だ。ミランはトップ4以下ではありえない。東洋へのビジネス戦力のプロジェクトに欠かせない。ヨーロッパで主役でなければできない。3年目は2億ユーロの売り上げとなり、あまりにも重要な利益だ。そうなれば、最高のスター選手を獲得できるし、香港や他への株にも投資できる」

 来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を手にすることで、アジアでの収益を増やすそろばん勘定を会長は明らかにしている。ミランの親会社の株式をタイ人実業家に売却する交渉を進め、「マーケティングマン」とイタリアメディアから呼ばれる本田の獲得理由もアジアマーケット戦略による部分が大きい。

 5試合連続でスタメン落ちの本田の名前は、その口から出てくることはなかったというが、会長は東洋のマーケットからの収益増加に色気を示していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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