147億の“C・ロナウド2世”争奪戦が激化 マンUとアトレティコが視察とポルトガル紙報道

ベンフィカFWジョアン・フェリックス【写真:Getty Images】
ベンフィカFWジョアン・フェリックス【写真:Getty Images】

ベンフィカの19歳FWジョアン・フェリックスにはユベントスも興味を示す

 ベンフィカの新星FWジョアン・フェリックスは、UEFAヨーロッパリーグ(EL)での活躍で脚光を浴びている。19歳の新鋭の獲得を狙い、ビッグクラブの動きが活発化している。ポルトガル紙「レコルド」は「マンチェスター・ユナイテッドとアトレティコ・マドリードはジョアン・フェリックスを逃さなかった」と見出しを立てて、同チームのスカウトが試合を見に来ていたことを伝えている。

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 ジョアン・フェリックスはEL準々決勝フランクフルト戦の第1戦で、大会史上最年少でハットトリックを達成して世界中の注目を集めることになった。“ネクスト・ロナウド”とも称される若き才能に多くのクラブが注視していると言われている。

 19日に行われたポルトガル1部の最終節サンタ・クララ戦、勝てば優勝の決まる一戦でジョアン・フェリックスは先発出場を果たす。そして前半23分、ペナルティーエリア内でうまく抜け出したジョアン・フェリックスは、追いすがるDFを切り返してかわす。そして右足で強烈なシュートを打ち、ニアサイドの上にボールを突き刺した。ジョアン・フェリックスの繊細かつ豪快な得点で勢いづいたベンフィカは、その後に2点を追加して4-1で勝利。大勝でリーグ優勝を決めた。

 今季トップチームに昇格したジョアン・フェリックスが初タイトルを獲得した記念すべき試合に、ユナイテッドとアトレティコのスカウトが視察に訪れていたと「レコルド」紙が報道。詳細を伝えている米スポーツ専門局「ESPN」によれば、アトレティコは退団が決まったフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの後釜にポルトガルの新星を据えたいと考えているという。

 しかし、ジョアン・フェリックスとベンフィカの契約期間は2023年6月までとなっており、設定されている移籍金も1億2000万ユーロ(約147億円)と高額。そのため、二の足を踏んでいる状態と言われている。

 アトレティコの他にも、視察に来ていたユナイテッドや同胞のFWクリスティアーノ・ロナウドが所属するユベントスが、ジョアン・フェリックスの獲得を狙っていると報じられている。“ロナウド2世”と称賛されている才能の争奪戦が水面下で始まっているようだ。

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