ジダン監督、レアルFWベイルに事実上の戦力外通告? “残酷コメント”に英紙も注目
最終節ベティス戦でベイルを起用せず、ジダン監督がレフティーの去就について言及
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、現地時間19日のリーガ・エスパニョーラ最終節ベティス戦(0-2)でもウェールズ代表FWギャレス・ベイルを最後まで起用しなかった。その理由を試合後の会見で明らかにしたが、英メディアではそれが事実上、指揮官からの残酷な戦力外通告だったと報じられている。
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昨年末のFIFAクラブ・ワールドカップ決勝でアル・アインを下して3連覇を果たしたレアルだが、4連覇の期待もあったUEFAチャンピオンズリーグはベスト16で敗退。リーガや国王杯のタイトルにも遠く及ばず、失意のシーズンとなった。
シーズン中に監督交代が2度も起き、辞任から1年足らずでジダン監督が復帰する驚きの展開を迎えたレアル。チームに復帰したジダン監督の構想下で夏には戦力の大刷新も噂されている。
そのなかで、とりわけ注目度が高いのはベイルの去就だろう。ジダン体制ではスタメンから外れることも多く、今夏の移籍が濃厚との噂も根強い。迎えた最終節もベンチスタートで戦況を見つめていたレフティーに出番は訪れなかった。指揮官はベイルの移籍について問われると、胸の内を正直に打ち明けた。
「これが彼のラストゲームだったのかどうか分からない。これから何が起こるのかも分からないよ。彼にプレーさせなかったことは申し訳ない。だけど、これから起こることは誰にも分からないんだ。もし、ある選手がチームにフィットしていないと考えれば、その状況での最善の仕事を考えなければならない。ベイルがこれまでチームのために成し遂げたことを変えることはできないが、私は監督として今を生きなければならないんだ。この数週間は他の選手たちのほうを頼りにしてきた」