バルサ会長、進退問題が浮上したバルベルデ監督への信頼強調 「彼に満足している」
2年連続でのCL大逆転負けの責任を問われる監督を擁護
バルセロナはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝で、リバプールに2戦合計3-4で敗れ、4シーズンぶりの欧州制覇を逃した。第1戦を3-0で制しながら第2戦で0-4と大敗し、サッカー史でも稀な大逆転劇敗退によりエルネスト・バルベルデ監督の進退問題も浮上していたが、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は来季もバルベルデ監督を続投させる意向だという。スペイン紙「AS」が報じた。
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監督に対する周囲の圧力が高まっているものの、バルトメウ会長はクラブの首脳陣は考えを変えていないと強調する。「彼は、私たちが求めている人材だ。以前にも言ったように、会長、そしてクラブの幹部の後押しを受けている」と話している。
会長は、バルベルデ監督に中期から長期にわたるプロジェクトを担わせることを考えているようだ。2月には2019-20シーズン終了まで契約を延長しており、さらに契約には1シーズンの延長オプションも付いているという。
「彼は契約中であり、私たちは彼に満足をしている。彼が欲しがっている選手がいるが、どうなるかは(国王杯)決勝後にどうなるかを見てみよう。目標はリーグ優勝だった。そして、カップ戦の優勝、CLとなっていた。誰もがより多くの結果を欲している。大きな痛みを伴う敗戦を喫した私たちには、これからカップ戦の決勝が待っている。すべての選手がCLに敗退したトラウマから立ち直る時だ。戦うための精神と欲求を取り戻すことが重要だ」
会長の言葉通りであれば、バルセロナはすでにリーガ・エスパニョーラを制しており、今季の目標を達成したこととなる。しかし、昨季のローマとの2試合に続き、CLで歴史的な大逆転を喫したからこそ、25日の国王杯でもバレンシアに勝利し、会長の信頼に応えたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)