決勝の勝率62.5%対66.7%の激突! 鹿島対G大阪のナビスコ杯決勝を5つの視点で展望

[5]やはり気になる決勝の観客動員数

 Jリーグバブルがはじけて以降、ナビスコカップ決勝はリーグカップということもあり、イベントとしてそれほど盛り上がるものではなかった。国立競技場での一発勝負が定着して以降で見ると、2000年大会では2万人台を記録している。

 潮目が変わったのは2002年、初タイトル獲得を目指す浦和が初の決勝に進出してからだ。関東圏の鹿島との一戦ということもあり、国立には56,064人の観衆が詰めかけた。

 そこから3大会続けて浦和が決勝に進出し、毎年のように大入りが続くなか、試金石となったのが2005年の千葉とG大阪の決勝。初タイトルを狙う両チームの対戦は、当初リーグ関係者もチケットの売れ行きを心配していたが、結果的に杞憂(きゆう)に終わった。

 秋の風物詩となったナビスコカップ決勝は、日本サッカーにおいて一大イベントに定着したが、昨年に国立が改修工事に入り、会場が埼玉スタジアムになった影響か、観客数は3万人台となった。

 名門同士となる今年の一戦。まだチケットは販売中だが、果たしてスタンドは、赤と青に染まるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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