プレミア王者マンCに最大の危機? 規定違反でCL出場禁止処分の可能性を米紙指摘
FFP違反の疑いが浮上しているシティ 最低でも1シーズンのCL出場権剥奪か
マンチェスター・シティは現地時間12日、プレミアリーグ最終節でブライトンと対戦し、敵地で4-1と勝利。勝ち点を「98」に伸ばし、リーグ連覇を達成した。一方、今季の最大目標に据えていたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝は来季以降に持ち越しとなったが、米紙はシティがCL出場権を剥奪される可能性が浮上していることを指摘している。
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リバプールと熾烈な優勝争いを演じたシティは、終盤に破竹の14連勝を飾り、1ポイント差で競り勝ってリーグ連覇を成し遂げた。しかし、シティとジョゼップ・グアルディオラ監督が最大の目標に掲げていた悲願の欧州制覇は、準々決勝で実現したトットナムとの同国対決に敗れたことで、志半ばでの敗退を余儀なくされた。
欧州制覇の夢は来季以降に持ち越しとなったが、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は驚きのニュースを報道。「UEFA調査局はCL出場禁止を求める見込み」と見出しを打って報じており、「イングランドサッカー協会、UEFA、CL組織団体は数カ月にわたり、過去数年間に及ぶシティの規定違反を調査してきた」と説明し、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)に違反している疑いが浮上していることを指摘した。
規定違反が正式に受理されることになれば、「少なくとも1シーズンのCL出場禁止を要求される見通しとなる」としており、「不透明ではあるが、もし受理されることになれば、来季か2020-21シーズンに実施されることになるだろう」と主張している。
また、「もしUEFAが禁止処分を敢行することができなければ、2011年から導入されたFFPの制度は意味をなさないことを知らしめるリスクを伴うことになるだろう」と警鐘を鳴らしている。シティにとっても、CL参加資格の剥奪は死活問題。今後の展開から目が離せない。