クロップに見切られた? 放出候補となったリバプールの3選手とは

3人目は「ウェールズのシャビ」

 3人目は、2012年にスウォンジーから加入したMFジョー・アレン。名前の挙がった3人の中で、最も主力に近い立場のセントラルMFだが、クロップ監督からは好ましい評価が得られていないと伝えられている。初采配となったトットナム戦では途中出場したが、続くサウサンプトン戦では90分間を通して出番が与えられなかった。

「ウェールズのシャビ」との異名を持ち、そのパスさばきには定評があるが、指揮官はカウンターを軸とする「ゲーゲンプレス」の戦術に適応しないと考えているのかもしれない。

 クロップ監督は目に留まった選手は、たとえ不調に陥ったとしても辛抱強く起用することが多いが、その一方で一度見限った選手には、ほとんどと言っていいほどチャンスを与えない方針であるとも伝えられている。リバプールの手綱を握ったドイツの名将の中では、すでに1月に向けた放出リストが固まりつつあるのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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