“ベストMFヒエラルキー”を海外紙選出 最上位階層の異論なき2人のプレーメーカーは?

一部では“メッシに次ぐ選手”と評されるシティのデ・ブライネが最上位階層に選出

 第2階層には、トットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンとチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテが選ばれている。同紙はエリクセンについて、「サイドであっても、“10番”としてもプレーできるし、セントラルMFとしてもプレーでき、自身を通してチームの最善の動きを引き出す」と、担える役割の幅が広いことを高評価。ゲームのテンポを決定させられる能力のほかにゴールに絡める能力があり、今季記録した12アシスト(第36節終了時点)は彼の安定感の証と伝えている。

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 カンテはレスターでの偉業に続きチェルシーでもプレミアリーグを制覇。さらにフランス代表ではワールドカップも制覇し、いずれも優勝の原動力となった選手だ。ゲームの流れを読み、ボールを奪って前線へつなぐという守備的MFの役割を高水準でこなしてきたカンテだが、今季はマウリツィオ・サッリ監督の下で異なる役割を与えられるようになった。それでもチームの中核を成し、バランスを取ってやれていることが高評価につながったようだ。

 そして最上位階層となる第1階層には、マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ、レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチという誰も異論がないであろう2人が選ばれた。今季のデ・ブライネは怪我に泣かされたが、シティは彼の復帰とともに急上昇を遂げている。高水準のプレーメーカーは、考えられないほど広範囲にパスを出し、鋭く正確なクロスを配球できると称賛。「メッシだけが、彼よりもランクが高い」とシティのペップ・グアルディオアラ監督が主張したエピソードも紹介している。

 最上位階層に位置付けられたもう1人のモドリッチについては、メッシとポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが独占し続けたバロンドールを獲得したことで、誰もこの位置付けに問題があるとは思わないだろうと記事では主張している。どれだけ選手が密集していても、メッセージ性のあるパスでディフェンスを広げることを称賛。彼の認知能力、タッチ技術、低い重心で常に自身がプレーするスペースを設計できると、モドリッチの能力について説明し、好機と見るや相手の心臓部にパスを通すだけでなく、荘厳なシュートも打てる豊富な才能を持つMFだと大絶賛している。

 MFはどのポジションよりも役割の幅が広く、チームから求められることによってプレースタイルを変えざるを得ないポジションだが、ベストMFとして選出された8人は、異論を感じさせないだけの説得力がある選手が選ばれたと言えるだろう。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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