「典型的な勝ちパターン」 浦和DF槙野、堅守&セットプレーの“堅実サッカー”に自信
本拠地未勝利の要因は…「攻撃にいきたいとなってしまい過ぎているのかも…」(柏木)
オリヴェイラ監督は後半37分にFWアンドリュー・ナバウト、同38分にMFマルティノスと立て続けにカードを切り、スペースのできたピッチにスピードのある選手たちを送り込んだ。指揮官もまた「攻撃をアグレッシブにし、カウンターに迫力を出すタイミングをうかがっていた」と、勝負手を打つ時間を模索。その交代から一気にペースを掴んだ浦和は、コーナーキックからMFエヴェルトンが決勝ゴールを蹴り込んだ。
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槙野は「それこそ80分過ぎから、相手は一気にスペースが空くようになった。典型的な勝ちパターンだったと思う」と、オリヴェイラ監督の指揮下で浦和が昨季天皇杯を勝ち取った再現のような試合に納得した様子だった。
これで浦和は第7節を終えて3勝2分2敗だが、その3勝はいずれもアウェーでのもの。主将のMF柏木陽介は「サポーターの気持ちに応えたいという思いもあって、ホームでは攻撃にいきたいとなってしまい過ぎているのかもしれない」と話す。
堅い守備ブロックで我慢し、“オズの魔法”で勝負をかける。その勝ちパターンをホームでも発揮したい浦和の次節は、ヴィッセル神戸戦だ。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタらタレントを揃える神戸に対し、エンターテインメント性ではなく実利を取る試合をすることで、勝ち点3を奪いにいくのが必勝パターンになるはずだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
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