ユーベ19歳FWケーン、元伊代表FWデル・ピエロ超え! 同年齢時ゴール記録を更新

ユベントスの19歳FWケーン【写真:AP】
ユベントスの19歳FWケーン【写真:AP】

SPAL戦でリーグ6ゴール目、デル・ピエロが1993-94シーズンに記録した5ゴール超え

 ユベントスの19歳の新星FWモイゼ・ケーンは、現地時間13日のリーグ第32節SPAL戦で先制ゴールを決め、クラブの偉大なバンディエラである元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロの同年齢時のゴール記録を更新した。

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 この試合に引き分け以上でリーグ8連覇が決まる状況だったユベントスだが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のアヤックス戦、ホーム&アウェーのちょうど中間になる日程に組まれたゲームとあって、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は主力を軒並み温存した。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがベンチ外となるなど、完全にCLをメインにした調整日程を組んだ。

 そうしたなかで前半30分、ポルトガル代表DFジョアン・カンセロが切り込んでゴール正面から放った左足シュートはヒットしなかったが、ちょうどそのコースに入っていたケーンはワンタッチでコースを変えると、そのままゴールに吸い込まれた。このゴールが今季のリーグ戦で6ゴール目となり、デル・ピエロが19歳だった1993-94シーズンに記録した5ゴールの記録を更新した。

 すでに試合前からイタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」などで話題になっていたが、デル・ピエロの93-94シーズンはセリエB(当時)のパドヴァからの移籍初年度で、リーグ戦11試合出場で5ゴールだった。一方のケーンは、ロナウドらの層の厚い攻撃陣の前にこの試合がリーグ戦の8試合目の出場だったが6ゴールと記録を上回った。

 試合そのものは、ケーンの先制ゴールがあったものの後半に2失点してユベントスは1-2で敗戦し、この日の優勝は決まらなかった。しかし、翌日に試合を控えるナポリが残り試合を全勝し、さらにユベントスが残り試合を全敗しない限りはユベントスの8連覇となる極めて有利な状況にある。CLで勝ち進めば、この日のように完全なターンオーバーをする試合も増えることが予想されるだけに、ケーンのゴール記録はさらに伸びていく可能性が十分にあると言えそうだ。

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