ルーマニア4部リーグの試合前にプロポーズ敢行、その瞬間を捉えた動画公開で海外反響

　ルーマニア4部リーグで生まれた驚きの光景に感動が広がっている。CAオラデア対CSディオシクの試合が6日に行われ、両軍の選手たちがピッチ上に広がってキックオフ直前という状況のなか、試合を担当する男性副審が女性副審にプロポーズ。心温まる光景に海外メディアは「ロマンチック」「感動的」と反響が広がっている。

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　まさにサプライズだった。ルーマニア4部の試合が今まさに始まろうとした瞬間、ピッチ中央に立っていた審判団の場所でドラマが生まれる。主審1人と男女副審2人が並び、試合前の記念撮影をしていたなか、おもむろに男性副審が体の向きを変えて右手をポケットに突っ込むと、そのまま左膝を地面につけて求婚のポーズ。主審が静かにその場から離れ、突然のプロポーズとなった。

　この珍しい光景を海外メディアが一斉に報道し、「ESPN Futbol Club」公式ツイッターはプロポーズの瞬間を捉えた動画を公開している。男性副審のマリウス・マティカさんが恋人の女性副審ジェルジ・デュマさんに思いを伝えた場面を受けて、スペイン紙「マルカ」が「試合前にプロポーズ」「ロマンチックなシーン」と報道した。

　動画では、デュマさんがプロポーズを受け入れ、抱擁とキスを交わす場面も収められている。チェコのスポーツ専門メディア「Sport.CZ」が「型破りなプロポーズ」「感動的な瞬間」と報じれば、ブラジルメディア「LANCE」も「彼女は驚き、感動し、最愛の人のプロポーズを受け入れた」と記している。

　選手がプロポーズを試みるシーンは時折見られるが、試合直前に審判同士でプロポーズという珍しい行動が多くの人の心を打っているようだ。