傷心のネイマール 古巣サントスから糾弾され「とても悲しい」

バルセロナ移籍時の問題でFIFAに提訴

 バルセロナのブラジル代表FWネイマールは、2013年にサントスから加入した際の移籍金額などでかつて活躍した古巣から糾弾されているが、「とても悲しい」と傷心を明らかにしている。地元テレビ局「ビーイン・スポーツ」が報じている。

「サントスについては話したくないよ。僕にとっては終わったことなんだけど。もちろん、とても悲しい。でも、彼らについて話すことはない」

 古巣から対決姿勢を鮮明にされたネイマールはこう語っている。

 ネイマールはチームのアイドルとしてピッチ上に君臨したサントス時代の脱税問題で、ブラジル司法当局から約57億円の資産を凍結されるなど、ピッチ外で様々なトラブルに見舞われている。サントスはバルセロナ移籍時に契約違反があったとして、FIFAに提訴。ネイマールの6ヶ月間の出場停止処分を求めているともスペインメディアで報じられている。

 FIFAはバルセロナがネイマール獲得に実際に支払った移籍金総額を調査し、導き出された金額から脱税行為が行われたかどうか、当局から判断を下されることになるという。

 渦中のネイマールだが、17日のラージョ・バジェカーノ戦では4得点1アシストの大活躍を見せた。5-2の快勝の立役者となるなど、スキャンダルをもろともしない活躍を見せている。

 そして、現在バルセロナとの契約延長交渉を進めている。「(交渉は)軌道に乗っている。いずれにしても、まだ今の契約は残っている。契約に関しては落ち着いているよ」とネイマールは話していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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