なぜファン・ダイクは1対2の大ピンチを回避できた? 本人が解説「僕は知っていた」

宿敵OBも惜しみない賛辞 「若いDFは見習わなければ」

 ファン・ダイクは、突出した決定力を誇るソン・フンミンのシュートを最も避けるべきものとし、あえてシソコにボールを縦に運ばせたという。また、リバプールの宿敵マンチェスター・ユナイテッドの黄金期を支えたDFであり、現在解説者を務めるギャリー・ネビル氏も「若いDFは、ファン・ダイクを見習わなければならない」と称賛したうえで、オランダ代表DFが披露した守備対応についてのコメントを、英地元紙「リバプール・エコー」は次のように伝えている。

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「彼は2つの選択肢でマシなほうを選択した。シソコは左足で持ち出すことができたが、ソン(・フンミン)へのパスは許されなかった。そして、彼は決めることができなかった。もし選ぶなら、どちらの選手にシュートを打ってほしい? その答えはシソコだ。本当に素晴らしい守備だった」

 元イングランド代表DFは、ファン・ダイクはあえて右利きのシソコに左サイドでの自由を与えることで、あの場面における“悪手”に誘導したと指摘していた。ファン・ダイクは昨冬にDF史上最高額となる7500万ポンド(約108億円)でリバプールに加入したが、その巨額投資にふさわしい存在であることを改めて示してみせた。

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