香川真司、トップ下で先発もシュートゼロに悔しさ露わ 「前で工夫できればよかった」

トップ下で先発出場した香川だったが、シュート0本で途中交代となった【写真:Getty Images】
トップ下で先発出場した香川だったが、シュート0本で途中交代となった【写真:Getty Images】

チームとして勝ち切れたことには手応えも、自身のプレーには納得せず

 日本代表は26日に国際親善試合でボリビア代表と対戦し、1-0で勝利した。試合前日の会見で、「基本的に総替え」「できれば招集した全選手を使ってあげたい」と話した森保一監督は、その言葉どおりに先発メンバーを総入れ替えした。

 この試合にキャプテンマークを巻いてトップ下で先発出場したMF香川真司(ベジクタシュ)だったが、代表デビューの2人を含め、ほとんど一緒にプレーした経験のない選手たちと思うような連係は取れず、チャンスを作れないまま時間だけが過ぎていった。

 ほとんど即興のチームで「苦労するとは思っていた」「難しい試合になるとは予想していた」と、こうした展開になることを覚悟していたと明かす香川だが、それでも「若い選手であったり、初めての選手が本当に素晴らしいプレーをしてくれたので、もうちょっと前で僕たちが工夫できればよかった」と悔しがる。

 後半16分には、ともに先発で2列目に入っていたMF乾貴士(アラベス)とMF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)がベンチに下がり、コロンビア戦で一緒にプレーしたMF堂安律(フローニンゲン)、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)が送り込まれる。そして同22分には、高い位置でボールを奪った堂安からエリア内で速いボールを受けたが、コントロールしきれずにチャンスを広げきれなかった。

「あそこは前に仕掛けようと思ったのですが、ファーストタッチが上手くいかなかった。相手が来てるかなと思ったのですが、普通に技術のミスです」と香川は唇を噛んだ。

 結局、その1分後にはMF南野拓実(ザルツブルク)と交代し、背番号10はピッチを離れた。香川がピッチを離れた後の後半31分には、これまで森保ジャパンで10番をつけてきた中島が先制点を記録。同33分には、再び中島が見せ場を作り、エリア外から左足で放ったシュートがポストを叩いた。

「相手はボリビアから来ているわけで、2試合目ということで移動もあり、ラスト15分、20分は落ちてくると予想はついていた。ただ、それを途中出場の選手がしっかり生かしてくれた」と、相手の勢いが落ちてくる時間帯での交代を悔しがりつつも、香川はチームとして勝ち切れたことをポジティブに捉えた。

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