スターひしめくレアルの監督は大変!? ベニテスがベイルとロナウドの和解に腐心

発端はベイルの代理人の発言

 関係悪化が伝えられてきたレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルと雪解け会談を持ったと、スペイン地元紙「アス」が報じている。

 ウェールズの記念すべき欧州選手権出場に貢献したスピードスターは15日、レアルのバルデベバスの練習場に姿を現した。ロナウドはベイルの代理人ジョナサン・バーネット氏の発言に気分を害したという。「ギャレスは偉大なフットボーラーだ。フットボール以外は何も求めていない。広告収入もあるが、人生を世界最高のフットボーラーになることにささげている。世界最高のモデルや下着売りにはなりたいと思っていないんだ。それは彼ではない」と英地元紙で、バーネット代理人は語ったと報じられていた。

 モデルと下着売りのワードがロナウドを示唆したために、30歳のスコアラーは不快感をあらわにしていたといわれる。前線の連係悪化のリスクもある状況からラファエル・ベニテス監督はマドリード合流前のベイルに電話し、ベイル、ロナウド、ベニテス監督の3者会談を持つように要望。ベイルはロナウドと話し合い、そこで代理人の発言を謝罪したという。

 レアルは今季4勝3分けで、首位ビジャレアルと勝ち点差1の2位につけている。ベニテス監督は、ロッカールームの雰囲気を保つために早くも苦心している様子だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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