「楽しかった」 代表デビューの鈴木武蔵が感じた手応え「常に相手の嫌なところを狙う」

鈴木自身は前半の決定機逸について、「決め切りたい」と反省

 コロンビアのセンターバックには、トットナムのDFダビンソン・サンチェスやエバートンDFジェリー・ミナというプレミアリーグで活躍する2選手が並んだ。その選手たちとの対戦を、代表初キャップを刻んだ鈴木は楽しんでいたという。

「相手の圧力はありましたね。ワールドクラスのセンターバックだったので。やっていてバトルは楽しかったです。競り合った時に近くの味方の状況をもっと把握してしっかり落とせればチャンスになると思うので、そういうふうにやっていきたい。あそこで起点になるのでは状況が変わる。弾かれるのと、競ってセカンドボールを拾ってもらうのとでは違うので、前が頑張らないといけない」と振り返り、自身に必要な課題を感じ取ったようだ。

 そうしたDFと駆け引きをしながらも、前半37分には決定的なチャンスを迎えた。中島から送られたクロスが相手DFを越え、鈴木の元に届いた。鈴木は頭で合わせたが、シュートは枠を逸れていった。この場面を振り返り、「クロスのところはチャンスがあると思っていたので、そこは意識してやっていました。ああいうのを上手く合わせて決め切りたい」と、悔しがった。

 それでも相手のマークを外してシュートを打てたことは、昨季所属したV・ファーレン長崎、そして今季所属する札幌での取り組みの成果が出たと感じているようだ。

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