欧州選手権出場へ執念を見せるイブラ 「私のいない大会など想像できない」

最後の大舞台? 気迫を胸にプレーオフへ

 スウェーデン代表は欧州選手権予選のグループGで、1位オーストリア、2位ロシアの後塵を拝して3位となり、プレーオフに進出して本大会出場権の獲得を目指すことになった。結果次第では、来年夏にフランスで開催される欧州選手権に出場できないが、FWズラタン・イブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン)はこの状況に、「私のいない大会を見ることなど想像できない」とズラタン節を全開。オランダ誌「フットボールインターナショナル」で語っている。

「私は欧州選手権を逃したくない。大会が私なしに行われていくことなど、想像できない。通常ルートで参加できないなら、別の方法を探すまでだ」

 代表でもクラブでも、ピッチ内外で圧倒的な存在感を放つカリスマはこう言い放った。2014年ブラジル・ワールドカップは、ポルトガル代表とのプレーオフの末に予選で敗退。イブラヒモビッチは、苦杯を二度続けて舐めることを断固拒否している。

 プレーオフではデンマーク、アイルランド、ノルウェー、スロベニアの4チームのいずれかと対戦するが、「どの相手と対戦しようが難しい。一か八かの試合で、両チームは200パーセント(の力)を出すことになる。それでも、私は突破できると確信している」と、希代の点取り屋は語る。

 34歳になったイブラヒモビッチにとっては、最後の大舞台となるかもしれない。圧倒的なモチベーションを胸に、プレーオフを戦う。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング