ファン・ペルシーのイライラ最高潮!? オランダ代表のマンUの新旧エースが衝突
指揮官は「終わったこと」
オランダ代表ダニー・ブリント監督は、2-1で勝利していた欧州選手権予選カザフスタン戦前の練習で、前マンチェスター・ユナイテッドのロビン・ファン・ペルシーと、今季から同クラブに加入したFWメンフィス・デパイの2人が口論になっていたことを明かした。英地元紙「テレグラフ」などが報じている。
ファン・ペルシーはカザフスタン戦はベンチスタートだった。ブリント監督は、この元プレミアリーグ得点王が先発を外れた理由は、この騒動が原因ではなく、あくまで選手のコンディションに原因があったことも同時に明らかにしている。
指揮官は「こうした出来事はよく起こるもの。トレーニングでは、選手たちが互いに違う考えを持つことも珍しくない」と、選手同士のいざこざを心配している様子はなく、「もう終わったこと」と、水に流している。
しかし、フェネルバフチェでもベンチスタートが続く32歳のストライカーは、クラブでの覇気のない練習態度が話題となるなど、フラストレーションが最高潮に達している可能性もある。
オランダ代表も残り1試合の段階で、欧州選手権出場件獲得に黄信号が点っている。すでに無条件での出場が決まる2位以内に入ることは不可能となったグループA4位のオランダは、最終節ですでに突破を決めているチェコと対戦する。この試合に勝利し、3位のトルコがアイスランドに敗れた場合のみ、3位でプレーオフに回ることになる。
2014年ブラジル・ワールドカップでは主将を務め、オランダの3位入賞に貢献したファン・ペルシーだが、クラブと代表で苦しい時間を過ごしている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images