ハリルが仕掛ける究極の難問 完全敵地のアザディスタジアムで南野ら最終試験

柏木、清武ら復活組も躍動できるか?

 イランの完全敵地のテヘラン、アザディ・スタジアムは究極のテストの場となる。呪術的な打楽器やペルシャ語の大合唱とともに、敵意むき出しの地元サポーターは日本がボールを持つたびに突き刺さるようなブーイングを浴びせかける。百戦錬磨の横浜Mの元日本代表MF中村俊輔もドイツW杯最終予選で戦ったアザディでのイラン戦をサッカー人生で衝撃に残る敵地と常々口にするほどだ。
「イランでは8万人もの観客が入るかもしれない。おそらくプレッシャーもある。この時にこそどういったプレーをするのかはっきり見れる時。そのためには、まずそこにいけるだけの資格があるのかを見せなければいけない」
 ハリル監督は南野や塩谷、柏木については、揃って「時間をかけて追跡していた選手」と語り、期待を口にしている。ハリルの仕掛けた究極のプレッシャーを乗り越え、新戦力は躍動し、定位置を確保することができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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