「悔しかった」 U-20日本代表DF橋岡、アジア杯で奮闘中の冨安に抱いた“ライバル心”

U-20日本代表DF橋岡【写真:轡田哲朗】
U-20日本代表DF橋岡【写真:轡田哲朗】

アジア杯で活躍する冨安と堂安を見て強まった思い「早くあのピッチに行きたい」

 U-20日本代表は29日に沖縄県内で九州リーグの沖縄SVと35分ハーフのトレーニングマッチを行い、4-1で勝利した。キャプテンマークを巻いてフル出場したDF橋岡大樹(浦和レッズ)は、前日のアジアカップ準決勝で活躍した同世代のDF冨安健洋(シント=トロイデン)に刺激を受ける一方で「長友選手がすごく褒めていた記事を読んで、悔しかった」と高みを目指す思いを語った。

 橋岡は昨年のU-19アジア選手権でもレギュラーを務め、今年のU-20ワールドカップ(W杯)の出場権を得たチームでも中心的な存在として活躍してきた。所属の浦和でもユースからトップチーム昇格して初年度に定位置を奪取し、昨季の最後には天皇杯のタイトル獲得をピッチ上で味わっている。東京五輪への出場が可能な世代の選手たちの中では、トップクラスの実績の持ち主だ。それでも、すでにA代表のレギュラーを獲得する活躍を目の当たりにしての思いをこう語った。

「(A代表の試合で)同じポジションの冨安選手が活躍して、堂安選手もそうですし、いち早くあのピッチに行きたいという思いが強いです。今日、長友選手が冨安選手のことをすごく褒めていた記事も読んで、正直なところ悔しかった。周りから見れば冨安選手が上にいると思われるのが間違いないですけど、自分としてはそれにどう追いつき、どう追い越していくかを目標としてやっていきたいです」

 年齢的には冨安が1学年上になるが、同世代という表現で差し支えないだろう。東京五輪では、それこそ2人でのセンターバックコンビ結成も期待される。浦和1年目に与えられたポジションはウイングバックだったが、それもまたドリブル突破を武器とする数々のサイドアタッカーとの対峙を日常とし、さらに攻撃の一歩目になる能力を磨くという意味では大きな経験になった。

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