ハリル監督の愛弟子FWが消息不明 カーディフ移籍合意の矢先の悲劇「英国に来れば…」

FWサラが飛行機搭乗後に消息不明となっている【写真:AP】
FWサラが飛行機搭乗後に消息不明となっている【写真:AP】

「ナントでは“おらが町のカルロス・テベス”と呼ばれていた」FWサラが行方不明

 元日本代表監督で、現在ナントを指揮するバヒド・ハリルホジッチ監督が育て上げたストライカーが、飛行機搭乗後に消息不明となっている。ナントからカーディフへの移籍が合意したアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラが行方不明になっていることについて、英公共放送「BBC」も報道。その人となり、そしてハリルホジッチ監督のコメントを掲載している。

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 サラの搭乗した飛行機が消息を絶ったのは21日夜のこと。移籍を巡ってはハリルホジッチ監督がナントのクラブ側から知らされていないとされ、指揮官が怒りを露わにしたとの報道があったが、今季頭角を現した点取り屋だったことは確かだった。

「テクニック的には不完全かもしれないが、身体を張って勇気があり、愛嬌のあるプレーヤーだ。彼は探偵小説が好きで、本を持たずにアウェーの試合に行くことはなかった。ギターを弾くのも好きだった」(ハリルホジッチ監督)

 今季はリーグ・アンで12ゴールを挙げ、パリ・サンジェルマンのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(14ゴール)、ブラジル代表FWネイマール(13ゴール)に肉薄する得点数だ。サラを覚醒させたのはハリルホジッチ監督だった。昨年、自身もプレーしたナントの指揮官に就任してからサラの才覚を信じて起用。同局によると、このように話していたという。

「彼はセンシティブな面がある若者だ。彼は自信を持つ必要がある。だからこそ、最優先したのは彼自身を信じることだった。その後は“ストライカー同士”の立場として話をするようになったのだ」

 ハリルホジッチ監督とサラの関係性について、記事では「カーディフが欲した選手は、ハリルホジッチが上手く磨き上げた選手だった」と表現。また、「イングランドに来ればジェイミー・バーディー(レスター)のようになるだろう」「フランスのナントでは“おらが町のカルロス・テベス”と呼ばれていた」と、その決定力について目を見張るものだとしている。

 28歳と遅咲きながらプレミアリーグへの挑戦を手にしようとしていた矢先の悲劇。世界中のサッカーファンが無事を祈っている。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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