「新しいファンを獲得するスタイルでない」 英記者が森保Jの“非日本的”戦術を疑問視

準々決勝で対戦するベトナム代表【写真:ⒸAFC】
準々決勝で対戦するベトナム代表【写真:ⒸAFC】

「若く、ダイナミックな東南アジア王者ベトナムを過小評価することは賢明ではない」

 準々決勝で対戦するベトナムは、サウジアラビアとは全く異なった立ち位置だが、若く、ダイナミックな東南アジア王者を過小評価することは賢明ではないだろう。

 MFグエン・クアン・ハイは才能ある選手で、自由を与えれば試合を決定づけるプレーをする。MFルアン・スアン・チュオンはピッチ中央でテンポを操り、FWグエン・コン・フオンはストライカーとして脅威を与える。MFファン・バン・ドゥックからも目が離せない。

 森保監督はパク・ハンソ監督のチームに対し、試合の主導権を握り、積極的な姿勢を示さなければならない。少なくとも先制点を奪うまでは。決勝まで勝ち抜くうえで体力の消耗はできるだけ抑えたいだけに、いかに優位な戦いを見せられるかに注目したい。

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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