伊メディアがバッサリ 120億円補強のミハイロビッチミランはインザーギ時代より劣る

ミハイロビッチ采配は「論理的におかしい」

 そして、交代策も厳しく責め立てた。前半42分にDFアレッシオ・ロマニョーリが退場処分を受けたタイミングで、ミハイロビッチ監督はデヨングをいったんセンターバックの位置まで下げた。その後、数分がたってからDFロドリゴ・エリーをデヨングに代えている。この采配に対し、「こんな配置は練習でも試したことがない。メッザーラとセンターバックを兼任する選手など、論理的におかしい」と、バッサリ。
 後半36分にコロンビア代表カルロス・バッカを投入したが、「まずはあまりにも遅いことと、その時間帯はミランが多くのチャンスをつくっていた。そこにバッカを入れてピッチ上を混乱させた」と、その采配を全否定している。
 選手時代からイタリアメディアの批判の厳しさは十分に体験しているはずのミハイロビッチ監督だが、大型補強を展開したかつての強豪の責任者として受けるプレッシャーとどう向き合っていくのか。UEFAチャンピオンズリーグ出場権を得られる3位以内を最重要課題とされているセルビア人指揮官は、中位争いを抜け出して目標を達成するために、どのような手を打ってくるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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