日本代表、“森保采配”批判の是非 2戦連続で交代枠を残し、先発10人変更で勝利の意義

日本代表は、グループリーグ3連勝でF組を1位で突破した【写真:©AFC 】
日本代表は、グループリーグ3連勝でF組を1位で突破した【写真:©AFC 】

選手の疲労蓄積やイエローカード累積問題――第3戦の先発10人変更は妥当な判断

 森保監督の「できれば代えたい」というのは本音だったに違いない。点差が開いていれば、指揮官は躊躇なく交代カードを切っていただろう。あるいは交代カードを切っていたら、より盤石な試合運びとなっていた可能性もある。もっとも、いずれも「たら・れば」だ。

 負ければグループリーグ敗退の危機も生まれるなか、接戦という展開もあり、不用意に動きづらい事情もあった。

 たとえば第1戦では、日本が後半26分に一時3-1とリードを広げており、その直後のタイミングで交代カードの一枚目を切った。ところが同34分にPKを献上して3-2と1点差に詰め寄られ、どう転ぶか分からない展開となる。メンバーを入れ替えで状況の好転を図るか、バランスが崩れるリスクを避けてそのまま戦うか。そうした判断のなか、指揮官は後者を選択した。それもすべては「勝つため」だ。

 グループリーグ2連勝で決勝トーナメント進出を確定させた日本は、グループ突破の順位を懸けた第3戦ウズベキスタン戦(2-1)で先発10人を入れ替える策に打って出た。決勝トーナメントを見据えればターンオーバーは妥当な判断と言える。

 まずは第2戦まで連続出場した選手の疲労蓄積、イエローカードの累積という問題があった。日本は優勝を見据えており、決勝までの道のりを考えれば疲労解消の優先順位は高い。

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